生々しくもリアルでした。「女」とは?〜ビック・リトル・ライズ
こんばんは♪
この間帰省していた次男と、最近観たドラマや映画で何が面白かったかシェアしました。
一番に思い浮かんだのが「ビッグ・リトル・ライズ」だったので、やはりブログに残しておこうと思い、今、書いています。
豪華すぎるキャスト達
まず最初に注目したのは、メインキャストの女性陣。
ローラ・ダーン など
映画で主役を張ってる人達がわんさか出てきます。
あと、ゾーイ・クラヴィッツ(レニー・クラヴィッツの娘さん)などもメインキャストの一人で出てきます。
ニコールとリースは制作総指揮も務めている。
そしてこの二人は、テレビドラマ初出演なんだそう。
これだけで、興味湧いてきますよね。
男性陣も、「ターザン:REBORN」なんかに主演しているアレクサンダー・スカルスガルドなど、テレビドラマや映画などで活躍中の俳優陣が名を連ねています。
考えさせられるストーリー
私は映画とかドラマを観る時、あまりストーリー的な情報を得ない様にしているので、今回も全く分からない状態で観ました。(原作も読みませんでした)
物語は同じ学校に子供を通わせるセレブママ達の話で、あー、これ、子供達をめぐって色々あるわー!なんて思いながら、実はあまり期待せずに観ました。想像できる良くあるヤツかな。的な感じで。
それが、観てみると、違った。
ええ。子供をめぐって色々あります。
でも想像できる良くあるドラマでは無かった。
登場するママ達は、それぞれが、なんらかのクセがあり個性が強く、生活が豊かだとしても悩みを持ち、誰も完璧な人間じゃない。そして「いじめ」という子供の問題をめぐり、それぞれの対応の仕方で、立場や考え方、個性、生き方まで、浮き彫りになっていきます。
同じ女性だからかもしれないけど、その登場人物、一人一人の悩みが、なんか分かるんですよね。
どの女性にも、嫌だと思いつつも共感できる部分がある。
だから誰のことも憎めないんです。分かる部分があるから。
そして考えてしまう。自分だったらどうするか?と。
こう書くと普通にママドラマって感じがしますが、第1話、物語の冒頭に、ある事件が発生していることを警官や事情聴取を受ける保護者のシーンで語りつつ、最終話、最後の最後まで、誰が犯人で誰が被害者なのか全く分かりません。
その状態で、子供の問題や、母親たちそれぞれが抱えている問題を、リアルに描いていきます。
なかでも、夫との関係に密かに悩むセレステを演じたニコール・キッドマンの本気度に圧倒されるものがありました。
キレイキレイな上部だけを描いているだけでなく、夫婦間の依存とか真っ直ぐではなく歪んだ、だけど離れられない関係を、体当たりで演じていて、「これはないだろう」「これは辛い」って観ている側に視覚的にも訴えて来るものがあった。
色々な今を生きる女性の現代の悩みや問題が描かれていて、すごく深く、全話、全く退屈せず、どんどん引き込まれていきました。
そして最終話のラスト。
引き込まれたままあっという間に気がつくと事件が起こってしまいます。
そして観ている側にも全ての謎が明かされるんですが。
彼女たちの選択した解決方法に、「女」の「プライド」や「本性」みたいなものを感じ、驚いたとともに、感動みたいなものも感じ。。。
いや〜〜〜〜。
余韻。
すざましかった。。。。。。
久しぶりに、何日も心に残り、振り返って考えてしまうドラマでした。
なんだか、登場人物全員に愛着があり、別れるのが寂しかったデス(笑)
全体的にスタイリッシュでオシャレです。曲のセンスも素敵。賞もたくさん受賞してます♪
センスもすごく良くて、始まりのシーンも、かかる曲も、毎回違うエンディングの曲も、全部好きでした。大人の女性のためのドラマ。
日本でもこういうドラマ、作ってくれないかな〜。
例えば鈴木京香さんと天海祐希さんなんかが共同でプロデューサーなんかも兼ねて、大人のための、女性のためのドラマを何か作ってくれたら観たいなって思います。
このドラマは、本国でもすごく評価が高く、色々な賞を受賞していて、ニコール・キッドマンとローラ・ダーン、アレクサンダー・スカルスガルドは、俳優としても賞を受賞しています。(第75回ゴールデン・グローブ賞計4部門、第69回エミー賞計8部門受賞)
しかも、シーズン2が制作決定とか。
なんとなんと、それにはメリル・ストリープも参加するなんて!
観ないわけには行かないでしょ〜。
でも本当は、このドラマはこれで完結が一番良いんじゃないかと感じています。
全7話(ミニシリーズ)ってとこも含め、丁度良い長さだったと。
そしてすごく良い終わり方だったと。
あ〜。
期待を裏切らない2にしてほしいなぁ。
2019年オンエアだそうです♪